【希少!】落合・吉薗秘史[8]応神・欽明王朝と中華南朝の極秘計画

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(以下、本文より)
 平成の世を見渡しても、広隆寺がマニ教院であることを明言したのは、この落合だけのようである。今から「令和」の時代を迎えるにあたり、世人がこの誤りに早く気付いてほしいと思うばかりである。
 令和とは本来「和」を「令する」意味であろう。そもそも「和」とは、聖徳太子が「十七条の憲法」の最初に置かれた「和を以って貴しとなせ」の中心にある理念で、対立を克服して達する調和状態のことである。この理念の淵源をわたしがマニ教とみるのは、あらゆる世界宗教の中で、マニ教だけが他教他宗に浸透していて、しかも「我」をひらすら主張することがないからである。思考の主体は個人から始まり、家族、同族と広がり、ついには国家に達するを構成するが、このは個人の数だけ存在し、それら全部が集合したのが人類社会である。
 つまり、このは目下百億近く地球上に存在するが、これを調和させる思想を「和」と呼ぶのである。小野妹子を隋と江南に遣わした聖徳太子は、当時の東アジアを覆っていたマニ教を学ばれた。「和」がマニ教の精神だからこそ、聖徳太子はこれを「十七条の憲法」の文頭に置かれたのである。「和」は単純な屈服でなく、また強要でもない。彼我の折り合いをつけた結果としての調和である。
 これを常に服膺するのが「令和」の時代精神である。

第一部 解読部
 第一章 大連アヘン事情の内密調査
 第二章 堺屋若松党の活躍
 第三章 巻とケサヨ
 第四章 甘粕正彦と佐伯祐三の接点
 第五章 甘粕正彦と関東大震災
 第六章 陸軍上層の分裂と周蔵の不安

第二部 考究部
 第七章 「上高田日記」大正十年条
 第八章 ヤマト國體の大陸・半島政略
 第九章 ヤマト國體の「国号偽称作戦」
 第十章 英彦山の「鷹栖宮」

吉薗周蔵関係資料の開示3

2020年2月29日初版第2刷発行。
表紙カバーに軽微なスレがございますが、書き込み線引き等なく、概ね良好な状態です。

#落合莞爾 #落合_莞爾 #本 #社会/一般

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